男前インテリアで人気!インダストリアルコーディネートの部屋づくりを紹介します

男前インテリアとも呼ばれ、かっこ良い雰囲気が人気を集めているインダストリアルコーディネート。今回は、そんなインダストリアルテイストの部屋作りのポイントをご紹介します!

インダストリアルってどんなテイスト?

インダストリアル(industrial)とは、「工業の」または、「産業の」という意味があります。
そのため、インダストリアルデザインは、工業的なデザインということになります。

工業的な感じなので、工場や建築現場をイメージさせるような物、デザインで作られた部屋がインダストリアルテイストです。工場や建築現場にいるような部屋だけでなく、工場で作られている製品や建築現場の資材をコーディネートに使うことによってもインダストリアルコーディネートになります。

インダストリアルを作るポイント&アイテム

町工場のような、雑然とした工場をイメージしましょう。
床や壁は、無骨・無機質な感じを出すために、コンクリートや古材がおすすめです。

基本的には、素材の色をそのまま利用するので、グレーや黒、メタルといったシンプルな色合いになります。

家具は、スチール・アイアン素材を取り入れましょう。
使い込んだ古い感じにするのもポイントなので、USED家具や、あえて錆加工のものを取り入れたり、古材を利用したり、ファブリックには経年劣化が楽しめる革製品をもってくると一層インダストリアルテイストになります。
また、工場や建築現場で工具をすぐ取り出して使いやすい位置に置いてあるように、隠す収納ではなく見せる収納にするのがポイントです。

■アイテム:コンクリート・ブロック・アイアン・ステンレス・古材・革

無骨な壁とアイアンラックが欠かせない 「リビング」

空間が広いリビングでは、コンクリートの打ちっぱなしや、ブロックの壁で、充分インダストリアルテイストになります。
実際にこの素材を使うのが難しい場合は、コンクリート調やブロック調の壁紙を利用することが出来るかもしれません。

また、アイアン素材が入った家具をメインに置くとバランスが良いです。特に、壁面にアイアンラックを置くと、一段とインダストリアル感が出ます。

雑然と置くのがカッコいい 「ダイニング&キッチン」

ダイニングテーブルのイスは、同じものでセットにしようとせずに、色々な素材のものを組み合わせて置くと、雑然とした工場の無骨な雰囲気に仕上がります。

存在感を放ちやすいキッチンは、ステンレス素材のシステムキッチンを入れたり、あえてセパレードタイプの業務用のキッチンを入れたりすることで、インダストリアルコーディネートを崩すことなく部屋に馴染みます。

ステンレスのキッチンや収納棚は、綺麗に片付け、設備そのものだけではシンプルモダンテイストになりがちです。
インダストリアルテイストにするためには、調理器具や調味料などを、見せるようにして飾るのがポイントです。

家具もリラックスできるような背もたれが大きく柔らかいものよりも、すぐに立てるものがイメージに合います。

家具選びやコーディネートに悩んだ時は、取り出しやすい、すぐにでも作業しやすい、と思わせるデザインを選ぶ事でインダストリアルコーディネートに近づけます。

既製品にこだわらないコーディネートを楽しむ 「ベッドルーム&デスク」巾木の材質

ベッドルームでも、インダストリアルコーディネートが可能です。
最近ベッドとして人気なのは、物流の現場で荷物を乗せて運ぶのに使われるパレットを利用したベッドフレームです。パレットの上に、マットレスや布団を敷くだけでベッドとして使えます。パレットは、組み合わせてサイズを変えることも、重ねて高さも変えることも可能で、まさに建築現場のような雰囲気を演出してくれます。

書斎やデスクは、簡単に言うと板があれば机になる!というつもりでコーディネートしましょう。
重厚感のあるものより、壁に付けた棚板のようなものが部屋に合います。ここでも、本やペン、デスク周りの道具は見せる収納にすることや、ボックスにまとめて入れて飾るのがポイントです。

装飾を抑えて個性を出す「洗面&トイレ」

インダストリアルの洗面では装飾を無くし、素材感をだしましょう。
洗面ボウルと水栓もブラックなどで色味を抑えてシックに統一すると雰囲気が出てきます。

天井配管や排水管などを露出すると一層オシャレな空間をつくれます。

すぐにでも出来るインダストリアルコーディネート!

大掛かりなリフォームをしなくても、比較的すぐに出来るインダストリアルコーディネート術をご紹介します。

ひとつは、照明やスイッチを変えることです。スイッチはトルグスイッチにするとカッコいいガレージのような雰囲気に変わります。また、照明も、アイアン素材のペンダントライトに変えてみましょう。

また、キッチンの調味料を見せる収納にしてみましょう。ステンレスの蓋が付いているようなガラス瓶に入れて古材の木箱に並べるだけでも、工場のような雰囲気を演出できます。

「インダストリアルコーディネート」のまとめ

無機質で無骨なテイストのインダストリアルは、ある意味生活感のないような空間ですが、長年の使用感や愛着感が感じられるため、なぜか落ち着くような空間になります。

USED家具や実際に工場で使われている工具を取り入れることも出来ますが、自分で長く使っていくことで一層深みのある愛着のわくインダストリアルコーディネートにできますよ。