部屋のサイズを問わず、日本の住宅に馴染みやすい北欧スタイル。
今回は、そんな北欧スタイルの部屋作りのポイントをご紹介します!
目次
北欧スタイルってどんなテイスト?
北欧とは北ヨーロッパである、フィンランド・デンマーク・ノルウェー・スウェーデンの4か国を指したインテリアスタイルを指します。
北欧の寒くて長い冬を過ごすために、部屋は明るく自然に囲まれたテイストの快適空間にすることがベースとなります。
北欧スタイルを作るポイント&アイテム
北欧スタイルを作るためには、白い空間をベースに、木材に恵まれた北欧らしく自然素材のものを取り入れることです。その点で取り入れやすいのが北欧家具です。
北欧家具は、自然を感じられる無垢材で丸みをおびており、高さがないうえに、脚は華奢なのが特徴です。
そのため、大きな家具でもスッキリとしていて、部屋を広く感じさせる効果があるので、天井が低い日本の住宅にも合います。
また、ファブリックを取り入れるのも北欧スタイルのポイントです。
ナチュラルなテイストなので、オフホワイトやグレーの布地のソファや絨毯で統一感を出すことが出来ます。
よりワンランク上の北欧らしさを出すためには、黄色や青をアクセントカラーとして取り入れてみましょう。
北欧テキスタイルとして有名なマリメッコのような、大柄でビタミンカラーを使った幾何学模様のファブリックパネルやカーテンを取り入れるのがおすすめです。
■アイテム:無垢材・ファブリックパネル・観葉植物・ファブリック
ファブリックと丸みのある家具でコーディネートする 「リビング」
北欧スタイルは丸みのある北欧家具を置くので、整列させるというより壁や床などの白い空間を楽しむつもりで家具を配置しましょう。
テーブルは小さめのものでも良いかもしれません。
開いたスペースには、観葉植物をおいたり、壁にはファブリックパネルやシンプルなポスターを飾ったりして空間を楽しみましょう。
また、ソファは布地のものを選び、クッションを置くのがおすすめです。
小物でアクセントカラーを取り入れる 「ダイニング&キッチン」
ダイニングテーブルやイスも、北欧家具を使うなどナチュラル素材の温かみが感じられるものを選びましょう。
北欧スタイルは、陶器の器もよく似合います。物で溢れさせるのではなく、お気に入りの器など数点にしぼり、余裕をもって食器棚に飾るように置くことで、シンプルな雰囲気を崩さずにコーディネート出来ます。
またキッチンは、ステンレスなど無機質なものではなく、木調のものが北欧スタイルには似合います。
キッチンの天板もホワイトの人工大理石にするか、タイルでも良いでしょう。
調理道具を含め、出来るだけ近代的なイメージを抱かせる素材は避けましょう。
引き算コーディネートを楽しむ 「ベッドルーム&デスク」
ベッドフレームやデスクは、オーク材やマホガニーといった無垢材を選びましょう。
ここでも、物を沢山置かずに、家具や床の木目を楽しむ空間にして、引き算コーディネートを楽しむのがポイントです。
デスクやベッドなど必要な家具以外の物は減らしつつも、観葉植物を飾るぐらいの余裕があると温かみのある空間になります。
無垢の中に白いタイルが引き立つ 「洗面所」
陶器やタイルが似合う無垢材を使う北欧スタイルは、水回りのコーディネートも楽しみやすいスタイルです。
シンプルなデザインの洗面ボウルを選び、木のカウンターや収納扉とコーディネートしましょう。
洗面所やトイレの壁の1面だけに、タイルを貼ったり、グレーやブルーグレーの壁紙を貼ったりしてアクセントを付けるのも北欧らしさを崩さずに出来るコーディネートです。
すぐにでも出来る北欧スタイルコーディネート!
大掛かりなリフォームをしなくても、比較的すぐに出来る北欧スタイルコーディネート術をご紹介します。
まずは、部屋をスッキリ見せるために、高さのある家具を無くし、基本的には目線より下のものに統一しましょう。
家具は、丸みのあるものを選びます。また、観葉植物を置き、ファブリックパネルを壁に飾ることで北欧スタイルを演出出来ます。
「北欧スタイルコーディネート」のまとめ
室内にいながら自然の温かみを感じられる、スッキリと余裕のある北欧スタイル。
物を沢山置かずとも生活を楽しむ、背伸びしすぎないスタイルは、誰にとっても真似のしやすい心地よいインテリアスタイルといえるでしょう。
観葉植物を飾り、育てるように、北欧家具を飾り、使っていくことで、北欧スタイルから癒されてみるのはいかがでしょうか。